このサイトでいうパノラマとは主に360°VRパノラマ写真の事を言います。
360°VR(Virtual Reality)パノラマ写真は、ある1点から何枚かに分けて全ての方向を撮影し、それらの写真を繋ぎ合わせて立体的に見せることでその場にいるかのような感覚(バーチャルリアリティ)になれる写真です。
〈360°VRパノラマ写真の作り方〉
①特殊な雲台を使って全方向を撮影する。
・合わせて三脚消し用のカットなども撮影しておきます。
②ステッチソフトを使って全ての写真を繋ぎ合わせる。
・この時に三脚を消したりする作業が入ります。出来上がった画像をEquirectangular(正距円筒図法)と言います。
③オーサリングソフトを使ってPC等で立体的に見れるような仕掛けにする。
また、これらの写真を繋ぎ合わせ、空間を移動しているように見えるものをバーチャルツアーなどを言います。(googleのストリートビューが有名です)
なお、専用の雲台(三脚の上に乗せる道具)やステッチ及びオーサリングのソフトなどは日本国内ではあまり馴染みがなく、私も含め多くのパノラマクリエイターたちは海外のものを使用しているようです。
こうして出来上がった360°VRパノラマ写真は一般的なJPEGデータとは異なり、サイト上などで「見せる」方法も少し面倒なのでなかなか普及しないようです。